提供しているサービス
バーチャルドメインサーバとは情報基盤センターと旧技術部の協働で企画運用を行なっている学内向けサービスで、現在は情報基盤センターが管理運用を行っています。このサービスを用いることで利用者は、
- サーバハードウェアの初期投資コスト・設置場所・メンテナンスコストを考慮しなくても済むようになる。
- サーバソフトウェアの初期投資コスト・メンテナンスコストを考慮しなくても済むようになり、特に情報セキュリティ維持に関するコストを削減できる。
と言った利益を期待できます。さらにUNIXやLinux,Windowsサーバの管理・セキュリティの維持から解放され、インターネットの利益を最大限に受け取ることが可能となります。
バーチャルドメインサーバは、以下の3つのサービスを提供しています。
※ 2023年10月31日をもってDNSサーバ運用サービスの新規利用受付は終了いたしました。今後は、サブドメインDNSレコード管理システムによりDNSサーバ運用サービスの新規のご利用を受付いたします。稼働中のバーチャルドメインサーバ
現在、以下の10台のバーチャルドメインサーバが稼働しています。
- post-1.cc.uec.ac.jp (post-1)
- post-2.cc.uec.ac.jp (post-2)
- post-3.cc.uec.ac.jp (post-3)
- post-4.cc.uec.ac.jp (post-4)
- post-5.cc.uec.ac.jp (post-5)
- post-6.cc.uec.ac.jp (post-6)
- post-7.cc.uec.ac.jp (post-7)
- post-8.cc.uec.ac.jp (post-8)
- post-9.cc.uec.ac.jp (post-9)
- post-10.cc.uec.ac.jp (post-10)
post-1, 2, 4, 6, 7, 8, 9, 10は業務及び教育研究用で、post-3, 5は学友会及びサークル活動用です。
現在、教職員から新規の申し込みがあった場合は、メールについてはpost-9, 10上に、ウェブサービスについてはpost-6, 7, 8上にサービスを構築しています。 また、学生からの申し込みがあった場合は、メールサービスについてはpost-3上に、ウェブサービスについてはpost-5上にサービスを構築しています。
なお、バーチャルドメインサーバの実体は、情報基盤センター内に設置された仮想PCサーバでこの上にLinuxと各種フリーウェアを動作させることによりサーバ環境を実現しています。
バーチャルドメインサーバによるメール送受信サービス
各学内組織で、MTAの動作するサーバを維持することなしに、自らの組織のサブドメイン名を用いてメールの送受信を行なうことができます。メールの送信はSMTP、受信はPOP3,POP3sプロトコルを用い、転出者のためのメール転送等の設定も可能です。
このサービスによるメールの送受信は、学内ネットワークからのみの利用です。 また、当センターのVPNサービス、あるいは従来から利用可能な情報基盤センターの研究系・教育系のアカウントを用いたSSHトンネルを張ることで、自宅のネットワーク環境などからメールの送受信を行うことができます。 詳しくはメールサーバサービス 利用者向けマニュアル(学内専用)をご覧ください。
このサービスを利用するには、当該組織の1名の管理者がそのドメインのメール送受信ユーザの管理を行なう必要があります。ユーザ管理は全てウェブインタフェースによって行います。同様にメーリングリストの構築もウェブインターフェースによって可能です。なお、メーリングリストは投稿されたメールのログ保存やダイジェストの送信等の機能を備えた本格的なものです。
メールサービスの注意事項
- サービス構築後、申請されたドメイン宛てにメールが正常に配送されるようにするため、DNSの登録が必要となります。
- メールサービス立ち上げ後、CatchAllの設定を必ず行ってください。
CatchAllの設定とは、送信されてきたメールアドレス(メーリングリスト、転送設定を含む)が存在しなかった際、相手がいなかった旨のエラーメールを誰が受け取るのか、を設定することです。センターでは、メールサービス責任者あるいは専用のメールアカウントを用意し、そちらに向けて配送させるようCatchAllの設定をして頂く事をお願いしております。
現在、迷惑メールの送信手段の1つに、わざと存在しないメールアドレスにメールを送り、これにより生じたエラーメールをメール送信元として詐称された相手(迷惑メールの送信対象)に送信させると言う方法があります。
ここで問題なのは、このエラーメールを送信するメールサーバ(本稿の場合、バーチャルドメインサーバ)が迷惑メールの発信源として認識されてしまう事です。
エラーメールを無制限に送信元へ返信させる状態のままにしてありますと、迷惑メールの調査機関から、本学が迷惑メールの発信源として認定されてしまう恐れがあります。もし、発信源として認定されてしまいますと、皆さまが送られる普通のメールも送信先、あるいは配送途中で迷惑メールとして扱われ、結果、メールが届かない事態が発生します。
以上の理由により、CatchAllの設定へのご協力をよろしくお願いいたします。CatchAllの設定の詳細については、以下のリンク先をご参照ください。
- システムの仕様上の理由で、メーリングリストをブラインドカーボンコピー(Bcc:)として配送することができません。
- システムの仕様上の理由で、メーリングリストを入れ子にすると、内側に入れたメーリングリストに対して、実際の宛先に対してメールが送信されません。
例えば以下のようなメーリングリスト(members, students)を作成したとします。
- members@xxx.uec.ac.jp →
- professor@xxx.uec.ac.jp
- students@xxx.uec.ac.jp
- students@xxx.uec.ac.jp →
- hoge@xxx.uec.ac.jp
- fuga@xxx.uec.ac.jp
- piyo@xxx.uec.ac.jp
- ...
そのため、上記のような送り方を想定される場合は、studentsをメーリングリストとして構築するのではなく、hoge,fuga,piyo,...宛てに転送するようにサービスを構築してください。
- members@xxx.uec.ac.jp →
- モデレータ自身の投稿に対しても承認が必要です。
モデレータ制によるメーリングリストの投稿管理を行う場合でも、モデレータの投稿には承認が要求されます。そのため、モデレータがメールを投稿しても新たに「MODERATE for ...」と言う件名のメールがモデレータに送信されますので、内容を確認された上、そのメールをそのまま返信し、投稿を承認してください。
その際、返信先のメールアドレスが「メーリングリスト名-accept-ランダムな文字列@ドメイン名」となっていることを確認してください。
- モデレータとしてメーリングリストを登録することはできません。
「メーリングリストを入れ子にすると、内側に入れたメーリングリストに対して、実際の宛先に対してメールが送信されません。」と同じ理由により、モデレータとしてメーリングリストを登録しても、メーリングリストに対してメールが送信されません。ご注意ください。
この場合、新たに転送設定をご用意し、そのアドレスを登録してください。
バーチャルドメインサーバによるDNSサーバ運用サービス
各学内組織独自でDNSサーバを運用することなしにサブドメインのゾーン管理とDNS運用が可能です。提供するDNSサーバは最新のBIND9が使われており、本学のメール配送を適切に行なうスプリットDNSでの運用を行なうことができます。
このサービスを利用するには、1名のサブドメインのゾーンファイル管理者が必要となります。ゾーンファイル管理者は、そのサブドメイン内でのDNS空間のホスト名とIPアドレスの対応付けを行ない、その情報を基にしてローカルのPCやホストでゾーンファイルを生成し、FTPアカウントによってバーチャルサーバに転送します。
DNSサービスの新規受付終了について
DNSサーバ運用サービスは、2023年10月31日をもって新規利用受付を終了いたしました。
新規にDNSサーバの運用をご希望される場合は、サブドメインDNSレコード管理システムによりDNSサーバの運用サービスを提供いたします。
DNSサービスの注意事項
- このサービスは純粋にDNSサーバのみを提供するものです。構築後のゾーンファイルの管理、上位ドメインへの連絡等はゾーン管理者の責任となります。
- post-3ではDNSサーバ運用サービスを提供していません。
バーチャルドメインサーバによるウェブサーバ運用サービス
ウェブサーバによる情報提供は行ないたいがウェブサーバの維持は無理と考えている各学内組織に対して、ウェブサーバスペースの提供を行ないます。これを利用した各学内組織は、ウェブサーバの維持管理から解放され、ウェブコンテンツに集中すればよいことになります。
このサービスを利用するには、1名のウェブコンテンツ管理者が必要となります。ウェブコンテンツ管理者は、ローカルホストでウェブコンテンツを作成し、FTPアカウントによってバーチャルサーバに転送します。バーチャルサーバからはそのウェブコンテンツへのアクセスログ、エラーログを取得することが可能です。また、CGIよびCGI用の一時ディレクトリも用意しています。2009年 7月よりPHPの利用を開放いたしました。
ウェブサービスの注意事項
- サービス構築後、申請したホスト名に対してウェブアクセスが出来るようにDNSの登録が必要となります。
- 2016年 3月以降にサービスが開始されたバーチャルドメインサーバ(post-4, post-5)では、SSL/TLSプロトコルによって提供されるセキュアな接続を行うHTTP通信(HTTPS)を行う事が可能となりました。詳しくは、下記学内専用ページをご参照下さい。
申請方法
バーチャルドメインサーバの利用申請書は、申請書一覧にある「ネットワーク関連申請書類 - バーチャルドメインサーバ利用申請書」にあります。ご利用される場合は利用申請書をダウンロードし、必要事項を明記の上、東3号館4階の情報基盤センター 業務事務室に提出してください。
申請についての注意事項
- 利用申請書にある代表者とは、各サービスでご利用されるドメイン名称、URL名称についての責任者です。研究室あるいはセンター等の長となる本学の常勤教職員が担当してください。
- 利用申請書にある責任者とは、各サービスのコンテンツ等を管理される責任者です。責任者は、本学の教職員が担当してください。なお、代表者が各サービスの責任者を兼任することも可能です。
- 代表者、責任者に変更が生じた場合は、バーチャルドメインサーバ管理変更届を情報基盤センター 業務事務室に提出して下さい。
- サービスを廃止される場合は、バーチャルドメインサーバ廃止届を情報基盤センター 業務事務室に提出して下さい。
- 本学uec.ac.jpドメイン直下のサブドメインによるサービス(例.hoge.uec.ac.jpドメイン用メールサービスや http://www.fuga.uec.ac.jp/ 用ウェブサービスなど)を希望される場合は、事前にuec.ac.jp直下サブドメインの使用許可が必要となります。詳しくは、uec.ac.jp 直下サブドメインの利用をご覧ください。
継続申請の手続き方法について
継続申請の手続きは以下のページを参考に行ってください.